2017.3.10 at 銀座 ①
- 2017/03/13
- 01:00
2017.3.10 at 銀座 22:30
その日、Pino☆は、仲間と銀座で有名なナンパスポット300barにきていた。
300barでの目的は「AMOGingの練習」と「連絡先交換」。
AMOGingとは、Alpha Male Of Groupの略で、
その場で最も影響力のある男として振る舞い、
他の男へ関心が向かないようにしたり、他の男を排除すること。
今回の場合を簡単に説明すると、
既にナンパでの和み段階にある男女混合のグループに割って入り、
会話の主導権を握ろうという狙いだった。
入店した時間のせいなのか、男女比が8:2くらいの「レッドオーシャン」で、
まるで満員電車のように移動するのが困難な状態だった。
また、銀座という土地柄、黒髪にスーツ姿のサラリーマンという風貌の男性がほとんどで、
パーカーというカジュアルな服装で入店したPino☆は、とても浮いていた。
烏龍茶を飲みながら店内を軽くサージングするが、
300barにいる女性の「スト値」の平均は3~4程度だった。
「AMOGingの練習」で、
早速テーブルを挟んで向こう側の男女合計6人のグループに男を無視して声かけを開始する。
反応はあるが、惹きが足りない為、会話があまり続かずに自然終了した。
会話が続かない原因は、Pino☆にあった。
Pino☆は、声かけする対象の「スト値」が低い時、
本領を発揮出来ないタイプだからだ。
その後も、自分の周りを通過する案件に片っ端から声かけするも、
やはり本領を発揮出来なかった。
女性からの反応は、悪くなかったが、
どことなく彼女たちの瞳から違和感を感じていた。
「やはり、銀座という土地柄、スーツ姿に高級腕時計という、
ビシっと決めたスタイルが圧倒的に求められているのではないか?」
そんなふうに考えていた。
現にPino☆と同じように
カジュアルなスタイルに身を包んだ男性2人組も店内でナンパをしていたが、
上手くいってないように見えた。
Pino☆は、彼ら2人からなにか得られる情報があると思い、コンタクトをとることにした。
彼らが言うには300barでは、
Pino☆の見た目が若過ぎるとのことだった。
「ここ(300bar)じゃなくて、クラブとかに行ったほうがいい」
2人のうちの1人がPino☆にそう言った。
Pino☆は、彼らにお礼を言って、六本木のクラブに移動することを考えていた。
その時、【スト値 7】と【スト値 4】のセットが
出口の方向へ向かおうとしているのが横目に入った。
Pino☆「お姉さん、ハーフ?なんかハーフぽくない?」
女性【スト値 7】「え?ハーフじゃないです(笑)ハーフですか?」
「PUAは、質問には答えない」という言葉の通り、
Pino☆は、【スト値 7】の彼女の質問に答えず会話を続けた。
Pino☆「もう、帰るんでしょ?
今度ゆっくり飲みに行こう。お姉さんの連絡先は、080…」
と番号を途中まで入力して携帯を彼女に渡した。
彼女がPino☆の携帯を手に取り、
電話番号の続きを入力し始めた時に邪魔が入った。
彼女の連れの【スト値 4】だった。
女性【スト値 4】「えーやばいやばいやばい。絶対やばいよ。」
と言い始めたのだ。
Pino☆は、
「ふざけんなよこのブス。お前の顔面のほうがやべーよ。」
と思いながらも聞こえないフリをして【スト値 7】と【スト値 4】の間に入り込み、
【スト値 4】の声を遮断した。
Pino☆は、こういう時に何をしたらいいのか昔からすぐわかるタイプだった。
Pino☆「友達(【スト値 4】)は、あまり俺のことをよく思ってないみたいだね」
と笑いながら話した。
彼女は、番号を入力するとPino☆に携帯を返した。
Pino☆「名前は?」
女性【スト値 7】「〇〇」
Pino☆「登録するね。俺はPino☆だよ」
彼女は、頷くと出口のほうへ向かった。
それを【スト値 4】が追いかけた。
それまでいた300barの景色がガラリと変わった気がした。
「2017.3.10 at 銀座 ②に続く」...
その日、Pino☆は、仲間と銀座で有名なナンパスポット300barにきていた。
300barでの目的は「AMOGingの練習」と「連絡先交換」。
AMOGingとは、Alpha Male Of Groupの略で、
その場で最も影響力のある男として振る舞い、
他の男へ関心が向かないようにしたり、他の男を排除すること。
今回の場合を簡単に説明すると、
既にナンパでの和み段階にある男女混合のグループに割って入り、
会話の主導権を握ろうという狙いだった。
入店した時間のせいなのか、男女比が8:2くらいの「レッドオーシャン」で、
まるで満員電車のように移動するのが困難な状態だった。
また、銀座という土地柄、黒髪にスーツ姿のサラリーマンという風貌の男性がほとんどで、
パーカーというカジュアルな服装で入店したPino☆は、とても浮いていた。
烏龍茶を飲みながら店内を軽くサージングするが、
300barにいる女性の「スト値」の平均は3~4程度だった。
「AMOGingの練習」で、
早速テーブルを挟んで向こう側の男女合計6人のグループに男を無視して声かけを開始する。
反応はあるが、惹きが足りない為、会話があまり続かずに自然終了した。
会話が続かない原因は、Pino☆にあった。
Pino☆は、声かけする対象の「スト値」が低い時、
本領を発揮出来ないタイプだからだ。
その後も、自分の周りを通過する案件に片っ端から声かけするも、
やはり本領を発揮出来なかった。
女性からの反応は、悪くなかったが、
どことなく彼女たちの瞳から違和感を感じていた。
「やはり、銀座という土地柄、スーツ姿に高級腕時計という、
ビシっと決めたスタイルが圧倒的に求められているのではないか?」
そんなふうに考えていた。
現にPino☆と同じように
カジュアルなスタイルに身を包んだ男性2人組も店内でナンパをしていたが、
上手くいってないように見えた。
Pino☆は、彼ら2人からなにか得られる情報があると思い、コンタクトをとることにした。
彼らが言うには300barでは、
Pino☆の見た目が若過ぎるとのことだった。
「ここ(300bar)じゃなくて、クラブとかに行ったほうがいい」
2人のうちの1人がPino☆にそう言った。
Pino☆は、彼らにお礼を言って、六本木のクラブに移動することを考えていた。
その時、【スト値 7】と【スト値 4】のセットが
出口の方向へ向かおうとしているのが横目に入った。
Pino☆「お姉さん、ハーフ?なんかハーフぽくない?」
女性【スト値 7】「え?ハーフじゃないです(笑)ハーフですか?」
「PUAは、質問には答えない」という言葉の通り、
Pino☆は、【スト値 7】の彼女の質問に答えず会話を続けた。
Pino☆「もう、帰るんでしょ?
今度ゆっくり飲みに行こう。お姉さんの連絡先は、080…」
と番号を途中まで入力して携帯を彼女に渡した。
彼女がPino☆の携帯を手に取り、
電話番号の続きを入力し始めた時に邪魔が入った。
彼女の連れの【スト値 4】だった。
女性【スト値 4】「えーやばいやばいやばい。絶対やばいよ。」
と言い始めたのだ。
Pino☆は、
「ふざけんなよこのブス。お前の顔面のほうがやべーよ。」
と思いながらも聞こえないフリをして【スト値 7】と【スト値 4】の間に入り込み、
【スト値 4】の声を遮断した。
Pino☆は、こういう時に何をしたらいいのか昔からすぐわかるタイプだった。
Pino☆「友達(【スト値 4】)は、あまり俺のことをよく思ってないみたいだね」
と笑いながら話した。
彼女は、番号を入力するとPino☆に携帯を返した。
Pino☆「名前は?」
女性【スト値 7】「〇〇」
Pino☆「登録するね。俺はPino☆だよ」
彼女は、頷くと出口のほうへ向かった。
それを【スト値 4】が追いかけた。
それまでいた300barの景色がガラリと変わった気がした。
「2017.3.10 at 銀座 ②に続く」...